レコードを文字盤として利用して作った時計の紹介。
作ったと言っても、既製のムーブメントをレコードに取り付け、拾ってきた流木を台座にするだけの簡単作業。
レコード選び
昔から音楽が好きで、レゲエのセレクター(いわゆるDJ)をしていた事もあり、家にレコードがたくさんある。
文字盤にするレコードの条件
①この先まず聴くことが無いであろうもの
聴きたくなったらバラせば良いのだが、ムーブメントを取り付ける際、レコード中心部の穴を、少し広げる加工をしなければならない為、お気に入りのレコードはNG。
(この時計を作製したのは5年程前、今となっては何のレコードか全く覚えていない。確かUKダブだったような,,,)
②サイズは10インチ(25cm)
レコードには7インチ[17.4cm]、10インチ[25cm]、12インチ[30cm]の3種類あり、その中でサイズ的にちょうど良さそうな10インチを選択。
③なるべく時計の針が見やすいレーベル(レコード中央部の曲名などが記載されているラベル)
はじめはデザイン重視にしようかと思ったが、針が見えにくいそうで、大体の時刻でいいから分かる様にしたく、真っ白のラベルのレコードがあったので、それを使用する事に。
レコードにムーブメント取り付け
作業はそんなに難しくない。
まずレコードの中心部に、写真の部品⑤を取り付ける為、穴を少し電動ドリルで広げた。
あとは①から順番に、ムーブメントに取り付けていくだけ。
針を取り付ける際は慎重に。針先を持つと簡単に曲がる。
曲がっても戻せるけどね。
組み上がったら一旦電池を入れ、動作確認。
流木で台座作り
材料は海で拾ってきた流木、ゴム脚2個、L字金具、皿ネジ[m3x25]2個。
流木の後ろにゴム脚を取り付け、倒れない様に支えにする。
L字金具の長辺側の一番端の穴に、皿ネジをとりつけ、その皿ネジに時計を掛けた状態で、少し後ろ重心気味でバランスの取れる場所に、L字金具を流木にビスで取り付ける。
L字金具の下から二番目の穴にも皿ネジを取り付け、文字盤の支えにする。
皿ネジは少し長めのもの使用し、時計の位置を前後に調整できる様にしてある。
台座を使わず、壁掛け時計としても使用出来る。
完成〜
全ての針を12時の方向に合わせてから、電池を入れる。
秒針が動き出したが、途中で引っ掛かり止まってしまう…
針が曲がってる…
調整して無事スムーズに動き出し、完成。
文字盤に数字が無いので、時間が分からないのでは?と思っていたが、結構しっかり何分まで割と分かる。上の写真は11時13分ですよね?
流木とレコードの相性が良く、インテリアとしても部屋に自然に溶け込む、中々良いものが出来たと思います。