シルクスクリーン

シルクスクリーン製版① [メッシュ張り]

シルクスクリーン印刷とは…


孔版画の技法の1種(ステンシルも有名)

スクリーン(メッシュ)に紫外線を当てると硬化する「感光乳剤」を塗り、インクが通る部分と通らない部分を作り製版、印刷する技法。

現在ではシルク(絹)は使わずポリエステルやナイロンを使われることが多いのでScreenPrinting(スクリーンプリンティング)やSerigraphy(セリグラフィー)と呼ばれる事もある。


そのシルクスクリーンの製版の流れを

[メッシュ張り]~[感光乳剤塗り]~[露光] と3回に分けて紹介。

一度美術の先生に教わった事はあるけど、かなり自己流になっていると思うのでご了承下さい。

今回はメッシュを張る工程。

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木枠にメッシュ張り

木枠は4本の角材で作成。大きさは原画の大きさ+10cm位は大きめに作った方が良い。

メッシュをアイロンで圧着

この木枠にテトロン紗(ポリエステル)を貼っていく。

テトロン100メッシュをいつも使用。これ以上の120メッシュとかになると印刷時、版にインクが目詰まりしやすく、またこれ以下の80メッシュになると解像度が落ち細かい線やエッヂが出なかったりする。

まず木枠にボンドG17を塗り塗り。

木枠よりひと回り(5cm程)大きく切ったテトロンをアイロンで圧着していく。

自分の場合は下の画像↓の順番で貼っていく。

黄色矢印の方向に引っ張りながら黒矢印の方向にアイロンをかけていく。

まず①の角を留める。アイロンをかける時は当て布を忘れずに。そして画像の様に引っ張りながら1辺を留める。

同じ要領で順番に、よれ、たるみが出来ない様に引っ張り具合を調整しながら留めていく。

全て貼り終えたらテトロンの余分な部分をカッターで切る。

ボンドが完全に乾燥したら完成。

ぶっちゃけこのメッシュを張る作業が一番大変で本当は3〜4人でやった方が良い。1人だとヨレが出来たり太鼓の様にパンパンに張るのは難しい。張り具合はこの後の乳剤塗りや露光、印刷の時にも影響が出るので、もう1人でも良いから誰かに手伝ってもらうことお勧めする。早く貼れるし。

メッシュ張りの注意点まとめ

  • 原画より一回り大きめの枠を用意
  • メッシュ100番がオススメ
  • 全方位均等に引っ張りパンパンに張る

[感光乳剤塗り]へつづく・・・

シルクスクリーン製版② [感光乳剤塗り]
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